by Snowrii
キッチンカーというと、個性的な飾り付けをした軽トラックやワーゲンバス、オリジナルなお弁当を売っているイメージがあります。自転車やリアカーでの行商もキッチンカーといえばそうかもしれません。都会の広場や住宅街の一角に、そんな移動屋台が増えた気がします。お客さんを集めているのも確かです。手頃な価格に、お祭りっぽいワクワク感もあります。テイクアウトの商品は個性的な品揃えで、目を引きます。キッチンカーというのは、低予算で商売を始められるというのが大きな魅力。家賃もかからないというのはいいですね。また、季節やイベントによって、出店場所や営業時間も自由に設定できます。お客様のいるところに移動できるというのは、メニューや商品に個性を表現できますし、場所や客層に合わせて飾り付けやネーミングをすることもできます。何でもイチから自分で手掛けることができます。当然、良いことばかりではありません。寒い冬にも、熱くて倒れそうな夏でも、屋外や狭い車内で販売しないといけません。それに出店場所を見つけるのもかなり苦労もあります。やっと固定客がついたななとおもったら、地主の都合や、ちょっとした些細な理由で撤退しないといけないことも少なくないのです。いろんな試練を乗り越えて、自分らしいお店づくりをする。大変ですが、喜びも大きなものです。キッチンカーの醍醐味はなによりも、オーナーがお客様との関係がダイレクトであるということ。キッチンカーに固定ファンが多くつくと長く続けることもできますし、実店舗を開くまでのステップと考える人も多いようです。お客様の笑顔や、「美味しいよ」「また来るね」といった一言が苦労を吹き飛ばしてくれるはずです。