by Snowrii
商品の場合にも同様に、割安感をイメージさせる大量陳列は不適切です。
むしろ、あえて陳列しないで商品を “わざわざ取り出してくる” といった特別扱いをする演出が効果的です。店内の陳列方法を間違えると、せっかくの「あなただけの特別なメニュー」が裏目に出てしまう可能性もあるので注意が必要です。
店内POPについても同様のことがいえます。店内に貼り出したものだと、「一般向け」という印象を与えてしまうので、VIP用のグレードアップメニューを作成しておき、そのつどお持ちするのが効果的です。
もうひとつ、お客様は同じレベルの方との交友関係を持つことが多い点にも留意してください。つまり、上位数%のお客様の周りには、新たに上位数%のお客様となっていただける可能性の高いお友達が多いと考えられます。サンキューレターやニュースレターを有効に使うことで、紹介につながりやすくなります。
上位数%以外のお客様の特性や攻略法を考えてみましょう。中位60%のゲストの特徴は、決して悪い意味ではありませんが、ひと言でいえば「一般的なお客様」ということができます。こうしたお客様は、金額、流行、マスコミに左右されやすい傾向があります。このため、上位20%のお客様向けの企画とは趣向を変える必要があります。
中位60%のゲストタイプをターゲットにした企画を立てる場合のポイントは、流行、マスコミの情報を意識した、話題性のあるメニューや商品を検討することです。