by Snowrii
美容師養成の学校は、入学資格が高校卒であることが多く、2年制がスタートとなります。美容師養成施設は、厚生省の管轄で、全国に約150校あります。入学資格は従来中学校卒業以上であるのが一般的でしたが、美容師養成施設の入学資格を高校卒業以上にするなど、美容師法が改正されることで年々変化が見られています。
美容師は美容院での施術を通して、美と健康を実現する専門家です。そのため、消費者の多様な個性やニーズをとらえる必要があります。また、皮膚・毛髪の構造や特性、香粧品の適正な使用などに関する高度な専門知識、ヘアスタイルに対する豊かな感性が求められます。2年制では教科科目や教育内容も大幅に改められます。
勉強内容としては、衛生や整理解剖学、消毒法、伝染病学、講習衛生学、皮膚科学、物理および科学、美容理論など、美容の基礎技術、消毒薬や衛生上の取り扱いを学びます。また、関係法規、衛生管理、美容の物理、化学、美容技術理論、美容文化論、美容実技などの内容が学ぶ内容です。
また、一般教養科目として、日本語、外国語、保健体育、情報技術、社会福祉、芸術、日本文化、専門教育科目にエステティック技術、美容カウンセリングなどが学校にもよりますが含まれています。
美容学校によっては推薦制度がある学校もあります。その場合には、入学願書、卒業証明書、卒業学校の調査書・内申書、健康診断書、顔写真、受験料などがかかります。選考方法は書類、面接、作文、一般常識テストなどを実施するところが多くなっています。