by Snowrii
人間の一生と同じように、美容院にもライフサイクルがあります。
美容院がこの世に誕生したオープンに始まり、成長期、成熟期、衰退期というように美容院も変化します。成長期までは全力で新規集客まず、オープンから成長期までの期間には、新規のお客様獲得のために最大限の取り組みを行なうことが大切です。
オープンから時間が経過すればするほど新規客の集客がむずかしくなるため、ここで全力を出すくらいの気持ちで取り組みましょう。
この時期の販促ツールは折込みチラシ、ポスティング、ハンティングチラシが有効です。特に需要の多い3月、7月はこうした各種チラシが効果を発揮します。スタッフは、遅くても成長期のうちにしっかりと固めておく必要があります。
そのためにも、できるだけ早い時期からスタッフの教育システム、店内各種システムを構築し、スタッフにとってやりがいのある美容院への基礎を築いておくことが大切です。
やがて次の成熟期に入ると、時間の経過とともに美容院に新鮮さがなくなり、それまでのようにチラシによる集客効果があまり期待できなくなります。そこで成熟期をできる限り長くするためにも、さらなる専門性、特殊性を持つオリジナル新メニューを導入することが不可欠です。
新メニューは、既存客の単価アップのみならず、その特殊性から、口コミ紹介による新規客開拓にも貢献し ます。 つまり、特殊な新メニューによる高単価美容院への取り組みです。
成熟期になるとスタッフの平均年齢も次第に高くなりがちです。衰退期をできるだけ先送りするため、新人を採用して遅くとも成熟期までにはスタイリストデビュー、もしくはスタイリスト予備軍を育成しておく必要があります。
このようにスタッフの平均年齢を上げすぎないということが、衰退期をできるだけ先送りするためのポイントです。また、できれば成熟期の聞に内装を見直しておきたいものです。